2022年のふりかえりと2023年の抱負

備忘用

2022年のふりかえり

抱負1: きのこるエフエムを少なくとも2ヶ月に一回収録する

未達

半年前の収録分が溜まっていますし、実績としては3本(収録一回分)でしたね。

ふりかえりとして、banjunさん、私含めてバタバタしちゃったところが大きそう。けじめをつけて切り替えていこう。

抱負2: 何かしらのランニングイベントに挑戦してみる。

達成

11月にハーフマラソン参加・完走できたのは良かったです。

次はフルマラソンに挑戦してみる予定。

抱負3: 自分自身のポートフォリオを振り返ってサイト更新する

未達

こんな抱負持ってましたね。 現職に入ってから発信系は本当に弱くなった、、、。

おかげさまで仕事上、ポジション採用の機運が高まっているので2023年は行動で示していきたい。

抱負4: ビジネス能力の獲得ならびにその証明としての資格取得

一部達成

TOEIC、簿記2級は未受験ですが、情報処理安全確保支援士と、あとは研修を通じて認定スクラムマスターを取りました。

現職に入ってから積極的に資格をとっていっていることについては、VCという会社に職種や専門性が紐付きづらい分、能力の客観的なお墨付きを意識している感じを受けます。

つまり、全くの門外漢がDD/開発ハンズオン支援をしているわけではない、というメッセージのためであり、この点では開発会社とかコンサルのクライアントビジネスに近いアプローチしているのかなという感触。

メインの業務である開発支援について、当初は技術顧問やITコンサルに近いのかなと(未経験ながら)考えていたわけです。それが昨年一年実務を積んでみて、VCという立場でスタートアップに関わるのは、それだけでクライアントビジネスとは全く異なり特に開発においてはポジションとしてユニークな価値を提供できることがわかってきました。

とはいえ、あくまで第三者的な関与であるという点は油断すると自らの強みを失いかねないため、引き続き資格取得やコミュニティ活動を通じて自己研鑽に励みたいところです。

2023年の抱負

2023年のテーマを一言でまとめると、それは「発信」になっていくかと考えます。

発信を通じて一緒にやる仲間を見つけたいのもそうですし*1し、これまでの社会人人生の少なくない部分を所属企業内外のコミュニティに支えられてきているという壮大な視座に立てば、業務で得られた知見を世の中に還元したいという思いもあります。

2022年は開発支援を本格化した年であり一部については少しずつ露出させていただいていますが、エピソードとしてはまだまだありますw

上記目的(プレゼンス向上と知見共有)のためにこの活動をさらに続けていきたいと考えています。

きのこるエフエムの活動を再始動する

まずはけじめをつけなければ、ゲスト参加された方に申し訳立たないかと考えます。 何に取り組むにしてもそれから。

1日1回のペースでTwitter投稿を行う

基本的にVCという存在はサポート役に徹してこそ、と思ったりもしますが 採用のための認知向上を考えると一定、意識して発信も行わなければならないという機運が職場で高まっています。

そこでまずは発信に対するハードルを下げるべく、投稿する習慣づけを意識してみます。 (ノルマ化するとどうしてもご飯投稿増えちゃうんすけどね、、、)

専門領域内外での自己研鑽を行う

普段明確に何か(プロダクトリリース期日など)に追われることがないからこそ、常に学習が求められます。 わかりやすいところでは、資格取得となるでしょうか。

「技術」との付き合い方について再考する

2013年にグリーに新卒入社したことを考えると、今年で社会人歴10年目を迎えることになります。

いくつかの転職やチャレンジを踏まえ、気がつけば今の職についているわけですが、 実際として特にここ3, 4年は技術、特に直接手を動かすところからは遠いロールを担っています。

この役割が嫌というわけではもちろんなく、むしろこの先ポテンシャルしかないとは思っていますが、 難しいのが自分の強み・専門性があくまで技術基盤に支えられているところです。

これが手を動かす職であれば、専門性が業務に生かされ、業務が専門性を育てる、という正のループが回ります。 ところが今のポジションでは、ちょっとでも油断すると 専門性的マイノリティの弱点がそこにあり、このこと危機感を覚えるのです。

現実的には、チームを拡大するか、マインドを変えるか、自分が動くかあたりが候補になってくるのかと思いますが、社会人10年の節目にぜひ見つめ直したいものです。

*1:発信することに対する一番生々しい動機がこれ

2021年の振り返りと2022年の抱負

2022年も早くもひと月がすぎようとしています。あけましておめでとうございます。

新規感染者数の増加を受け、お仕事では今月2週目からリモートワークとなっております。

タイミングを失っていたというだけではある*1のですが、毎年やっていた振り返りと目標決めを書いてなかったなと思い、したためてみることにします。

2021年の振り返り

treby.hatenablog.com

  • 自分を習慣の動物にする
    • → 気がついたら運動は普通にできるようになりましたね。
    • 英語も聴く学習はコンスタントに続けていて、業務での機会もあったことから少しは実践的になった気がする!
  • アウトプットファースト
    • → 仕事という点ではリモートワークの自分なりのリズムを早期に確立できた感あります
  • 情報を取捨選択し見識を広める
    • → んー、どうなんでしょ。ちょうど一年前に前職の知人にお願いしてコーチング始めたのはここに入るのかな。
    • インプット増やしたいというのはいつも言っている気がするので、何か確立したいです / Audibleとか音声メディアはハマればよく聞くんですけどね。
  • 越境人材として足りない能力を強化する
    • 10月にbanjunさんと飲んでた時にふと思い立って目指そうと思った簿記。
    • CBTを3回くらい受けてまだ合格したことがないのですが、確実な仕分け力とスピードがカギですね。最終的には2級の連結とかまで理解したい。
    • 良かったこととしては、財務諸表ともっと仲良くなれそうと思えたことそして、確定申告での内容が何となくわかりそうな気分になってきたこと。
  • 専門人材の武器たりうる専門性を高める
    • これも一年前からVUTというチームの活動に絡む形で弊社投資先の開発支援という新しい取り組みを任せていただいていてこれが該当しそう。
    • カウンターが開発マネージャの方になることが多いので、トピックは開発プロセスとかチームビルディングとかプロダクトマネジメントとかEM/PdM系が多い印象。
    • 自分自身のスキルを測るためのベンチマークが謎すぎる*2のですが、まだまだのびしろおよび研究余地がありそう。やっていき。

2020年の目標とか見てみると、運動や英語を掲げていたりしたのでそこからすると2年越しだけど着実に望む方向に変化していくんだなぁとかなんとか。

夏目漱石先生が好きなんですけど、こういった時に

あせってはいけません。 ただ、牛のように、図々しく進んで行くのが大事です。

みたいな一文を思い出すのです。*3

2022年の抱負

それで2022年の抱負です。

  • きのこるエフエムを少なくとも2ヶ月に一回収録する : 年6本ペースですね。
    • 編集負荷は下げるように、価値を提供するように。
  • 何かしらのランニングイベントに挑戦してみる。
    • せっかく運動習慣ついているし、やってみたいですよね。
  • 自分自身のポートフォリオを振り返ってサイト更新する
    • リモート長いから全然そんな感じしないんですけど、今年で今の会社3年目なんですよね。Time flies...
    • だからというわけでもないんですが、今自分って何に向かっているんだっけみたいなのは棚卸しした方が良い気がした。
  • ビジネス能力の獲得ならびにその証明としての資格取得
    • TOEIC 800および簿記2級合格、情報処理安全確保支援士あたり。色気出しすぎかしら。

結構今年は具体的な目標が多い気がしますが、こんなところでしょうか。

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*1:あとは純粋なズボラ……

*2:強いていうなら技術顧問とかITコンサルとかアジャイルコーチとかなのかな、とは思いつつ。

*3:これ夏目漱石の名言としてみる割に出典を知らなかったのですが、弟子に送った手紙なんですね / 名言シリーズたまに出どころが怪しいものがあるので

一年かけて10kg減量した話

ちょうど一年前に習慣本を読んで感銘を受け、それ以降エッセンスを取り入れて過ごしてきた。

treby.hatenablog.com

具体的には運動習慣や英語習慣、読書習慣、プログラミング習慣やアウトプット習慣といったものだ。

振り返ってみるとに頓挫したものも少なくない*1のだが、中には定着し結果が出始めているものもある。

その一つが運動習慣でふぶきさんほどではないが、80kg近くまで増えていた体重を70kg前後まで落とすなど減量もできた。

やったことは毎日朝、始業前コンスタントに準備込みで1時間ほどの有酸素運動を取り入れただけだ。食事改善は意識していない。世の状況的に外食が少ないのは有利に働いているのかもしれないが。

健康診断の結果も体重面においては改善した*2

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ここ1年間の体重推移

習慣は道半ば、というか習慣に終わりはないものなのだが、一つの結果として記しておきたいと思う。

これからオフラインでの会食も増え、生活リズムが一定しないことも多くなる。その後に今の健康を維持できているとも限らないので。

*1:冷静に見れば一目瞭然だが、取り組みすぎなのである。

*2:ただし、自宅でよく飲酒していたせいか肝臓の値はそこまでよくなかった。以前はそんなことなかったのに、これが30代かと実感する。

生活にゆとりを設ける

基本的には在宅で過ごしているからか、ここ1,2年はとみに時間が経つのが速く感じます。

そんな中で気がつけばなんだか楽しくない気分のまま毎日過ごしちゃっていること、みなさまありませんか?私は定期的にあります。

いや、気づければ良い方でなんか悶々した満たされなさだけあるようなそんな感じ。まあ、大体そういう時は仕事でもプライベートでも大きな成果が出ていない時で、一方でToDoリストばかり伸びていっていて大なり小なり自己否定感に苛まれているものです。

気晴らしに社会とのつながりを求めてホッテントリを眺めにいくのですが、時節なのか時代なのか、どうもネガティブな雰囲気であることも多く逆効果のようです。むしろ心は荒み、時間も使っちゃっているわけで元々の自己否定感も相まって負のループに陥ってしまいます。

もっとも振り返ってみれば、これは自分の持つ「ToDoリスト」と「時間的に実施可能なこと」にずれがある、さらに言えばリストの整理ができていないからというだけの話なのですが、言うは易く行うは難しというもので改めて人生の難しさを感じます。

振り返りと言えば、毎日日記をつけているのですが、たいていこういう時はつけるだけつけて一定の期間で読み返せてなかったり、読み返さないからつけるインセンティブもなくなって雑になってしまっていることがあるわけです。

そんな時はぜひ一旦、歩みを止めてみるつもりで、立ち止まってみるべきです。できていないなぁという感情と実際に何をしてきたかという客観は切り分けたいもので、自分のToDoリストがオーバーフローしていることも客観視によって明確化されるものです。

もちろん全部はできていない、足りない部分もありますが、できていることもあるはずです。そこからできないことばかりに目を向けるのではなくて、できていることを認識するとちょっと気が楽になりました。

自己成長から離れる時間を持つのが大事だった、少なくとも自分の価値観だとそうだったよなぁと改めて悟ったここ最近の話。たまには年始に立てた目標を見直したりして自省しながら、日々のペースを緩められる部分を作れると良いですね。

treby.hatenablog.com

情報セキュリティマネジメント試験の振り返り

以前理解を深めたい、と公言していたから、というわけでもないのですが、情報セキュリティマネジメント試験を受けていました。

何の気無しに合格した旨をSNSに書いたところ、予想外に反応がきたことにちょっとびっくりしています。 IPAの情報処理技術者試験で「セキュリティ」というと高度試験を想像される方もいるのではないかなと思っているのですが、実は情報セキュリティマネジメント試験はそれとは別物です。

名前だけみるとそれっぽいですが、本試験はあくまで現場のIT担当者として必要なセキュリティ知識を問うもので難易度的にはITパスポート以上、基本情報以下くらいの認識です。午前と午後で試験時間が分かれていましたが、CBT形式で受けることができます。

f:id:treby006:20210907230204p:plain www.jitec.ipa.go.jp

なお、元々セキュリティスペシャリストと呼ばれていた試験のポジションには情報処理安全確保支援士試験というのが別に設けられています。次はここを目指していますが、足の長い話になるかもしれません。

振り返り

情報セキュリティへの知識はDD業務であることが望ましいため、体系的に獲得しておきたいと思い立ったのが受験のきっかけでした。

しかしながら、自分で指定した受験日が近づく中、試験への対策を100%うまく行えたとは言えず、一定知識は詰め込みましたが「あとはなんとかなるんじゃないか」と半ば勢いに任せたところもありました。

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その結果は知識を中心に問う午前試験の74点という点数によく出ていると思っていて、60点が大体のボーダーと思われる中、既存の知識で乗り切った感があります。

なんだかんだ引き出しが少ないよりは多い方が良いのは間違いありません。自分の場合は、リアルタイムのディスカッションの場で持っている知識の量は時間の質として如実に現れます。

情報処理安全確保支援士試験の合格を目指す中で改めて獲得されていくところもあるでしょうが、知識量についてはぜひ補強していきたいところです。

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一方、実業務の中でどう対応していくかを問う形式の午後試験は96点と、我ながらのハイスコアを記録していました。

一定の知見があることが振り返れた一方、利用者としてのセキュリティ感覚は今後も基本として大事にしていきたいところです。

『pmjp.slack.comオンラインミートアップ #21』に参加してきました

pmjp.connpass.com

最近は業務上でプロダクトマネジメントの知見が必要なことがあります。知識的なところはではWebや書籍からインプットしているのですが、では実際にみなさんどうしているのだろうというところを学ぶべく参加してきました。

会の雰囲気

このミートアップは元々オフ会というところから派生したらしく、会の進行の節々からカジュアルな雰囲気が感じられました。いわゆる勉強会やセミナーのように発表者がいて聴衆がいる、のようなはっきりとした(固い)分け方ではなくプロダクトマネジメントという同じ興味を持つ仲間が集まり話せる場、というのが近いでしょうか。

発表を聞く時間と話せる時間(ワールドカフェ)が程よく配分されており、20:00開始から全体でも2時間と夕食後に気軽に参加できることを意識したような構成でした。

発表内容の紹介

今回はこんな発表がありました。

15分発表枠『兼任の多いスクラムチームがよりよく回るように工夫したこと(フルリモート環境)』 by マネーフォワードケッサイ株式会社 まるさん

speakerdeck.com

最初の発表はマネーフォワードケッサイのまるさん(@Cat_Maru)から。ご当人が所属するチームをいかに回るようにしたか、という経験のお話をされていました。

スクラムイベントを最小限に絞る・参加メンバーを絞るなど、厳密にスクラムというにはなかなか挑戦的な試みにも見えたのですが、リソースや環境(リモート下)という制約がある中で、いかにチーム開発を回すかということに対して試行錯誤している様子が伝わってきました。

LT枠(1)『リモートでもできる!オンラインユーザーインタビュー』 by 株式会社Timers 鈴木健太郎さん

speakerdeck.com

LTの一本目はTimersの鈴木健太郎さん。家族成長スマホアプリ Fammを開発されているとのこと。コロナで対面が困難な条件下で、いかにユーザーインタビューを行うのかの具体的な手法について紹介されていました。

どのオンライン会議ツールがおすすめなのかだったり、画面を共有しながらの観察が難しいので思考発話法(考えていることを逐一声に出してもらう)を活用するのかだったり、まさに実践から得られた知見をお伺いできました。

LT枠(2)『急成長SaaSでの 1人目PO/PdMとして働いた1年』 by 株式会社RevComm 重城聡美さん

株式会社RevCommのじゅうじょうさんによる発表。シンガポールからのご参加とのことで、オンラインならではですね。

内容は昨年、一人目のPdMとして入社されてからプロダクトマネジメントの土壌を作っていくまでの奮闘記で、プロダクトロードマップはコミットメントではないという言葉がすごく腹落ちしました。

ロードマップを提示すると、どうしてもそれだけが一人歩きしてしまう。だから、ロードマップはあってもあくまでロードマップで、コミットメントでないよと社内にわかってもらうことが大事だと。ツールや仕組みを活用しつつも関係者と適切にコミュニケーションをとりながらプロダクト作りしていく姿勢は示唆に富んでいるなと思いました。

ワールドカフェ

発表の後は、全員参加のワールドカフェが行われました。

www.kaonavi.jp

要は各々関心のあるテーマで全員話せるくらいの人数が集まって話すという取り組みで、テーマごとに4, 5人に分かれて15分間 × 2セッション行われました。実施にはZoomのブレイクアウトセッション機能が使われました。時間が限られている中でしたが互いの紹介も含めて各々の関心ごとについてお話しすることができました。

総評として、初参加でもカジュアルかつコンパクトに参加できるのがとても良い会だと思いました。一方でより深い関係性を築ける(かもしれない)という観点では、会が終わった後にそのまま飲みに行けないのがちょっと物足りないところでもありました。

これは(おそらく常連の)みなさんもおっしゃっていたことで近い将来、オフラインの会合が戻ってきた際に、お酒の席も含めてまた遊びに行けるとよいなと思います。

情報セキュリティへの理解を深めたい

非IT企業という職場起因なのか、ただ単に年齢や界隈が進んでいるからなのか判別つかないですが、これまで馴染みのなかったものに触れる機会の多い今日この頃。

5年くらい前まで経営視点を持ちたい!と言っていた気もするのですが、今ではむしろ主に経営に近い開発リーダーの方々と壁打ちすることも増えてきています。ある種希望は叶っている……のか?

開発してた時に明るくなかったがよく取り扱うようになってきたものの一つが情報セキュリティです。もちろんそれまでも存在は知っているし、ISMS対応などで根本にある思想や意義については理解が追いついていませんでした。

というところから始めたこの領域のキャッチアップ。ほぼ「何もわからん」というところから実務だったり同僚だったり調べてみたり聞いてみたり、情シススラックで紹介されている本*1を読んでみたりで知識を仕入れているのですが、これが知れば知るほど奥が深い。

個別企業の対策度合いによって、やれることやったほうが良いことは違っていて、そもそも一口にセキュリティといってもどうやって対応するかは各社で違って然るべきだという。ちゃんと理解してみればそりゃそうだ、なことでも勉強していくことで少しずつ紐解いていける感じが楽しいです。

歴が浅い分まだまだ付け焼き刃も多いですが、幸い幾多もの情報セキュリティについて触れるケースが発生する環境下で少しずつでもenhanceしていきたいところです。

そしてあわよくば、独立した各知見を業務にコミュニティに還元していくところまで昇華できないかなと考えています。

*1:最近だと『CISOハンドブック』という本がよかったです