言葉が指すスコープの広がりが面白い『習慣の力』

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『ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣』や『ぼくたちは、習慣でできている』など習慣に関する本から参照されている、習慣の本の中の習慣の本。

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個人的には「習慣」という字面からは特定個人が恒常的に行っている所作のことを連想していたのだが、この作品で取り上げる作品は個人はもちろん、コミュニティや組織、さらには社会にまで習慣の法則を当てはめているのが非常に興味深い。

ねり歯磨きを使う文化のなかった1900年代初頭のアメリカでいかに商品を定着させたか、P&Gがファブリーズをいかにしてヒット商品に昇華したのか。無意識の習慣にアプローチしたスターバックスの新人研修制度や米小売り企業のマーケティング戦略。さらには、医療ミスが多発する病院や地下鉄火災を「組織の習慣」という切り口から考察する等々、パッと思い出すだけでも幅広く取り上げている。

これまで私はそれなりに習慣や社会心理学に関する作品に触れてきた、と思う。本書はそのすべてで取り扱っているテーマを網羅するだけでなく、なんなら失敗学やマーケティング、マネジメントなど、一見これらと関係ないと認識していた作品にも関連性があることの示唆出しをしてくれる。

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文献から得られた知識を自分のものにするには、ただインプットするだけでなく他のところで聞いた情報と情報をつなぎ合わせてネットワークを作ると良いというが、まさにこの連想がたくさん起こって気持ちの良い一本だった。

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『イシューからはじめよ』より

マネジメントに携わる人のための万能処方箋『HIGH OUTPUT MANAGEMENT』

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インテルの一時代を担ったアンドリュー・S・グローブ氏による著作。内容とは全然関係ないのですが、読み始めから読み終わりまで相当時間がかかった一冊です。

もちろん背景には、和訳との相性がよくなかったとか、日々のルーチンの中に上手く読書を取り入れられなかったとかあるんでしょうが、一番には取り上げているテーマが経営という、自分の経験と遠いところだった、というのがあるのではないでしょうか。

私にとってはそれくらいには難解なジャンルだったのですが、ただ書かれている内容は至極真っ当というか、納得感のあるものでした(難解とか言っておきながら)。

自分の経験では数人〜1000人程度のまあ大企業というには程遠い*1規模の会社しか見られていないのですが、それでも部署を機能単位で分割するのか職能単位で分割するのか、結果がまだ出ていない際の評価をどうするのか、厳しい評価をどう伝えるのか、のような話はあったなぁと記憶に照らし合わせながら読み進めていました。

開発者であってもEMやPjMのような職種には十分に活かせそうな示唆に富んでいると思います。

今回は読書進捗がよくないこともあり*2気合いで一周したのですが、肌感では本書にはまたいつか仕事で壁にあたった時に拠り所として戻ってきそうな気がしています。

*1:スタートアップ基準では三桁人数は十分に大きいとはいえ

*2:日々、積ん読が増えているわけですし

2021年の抱負

2020年の振り返りは先日したので、今度は抱負をば。

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中にはすでに始めているものもあり特に今改めて宣言する必要はないのですが、そこはお正月という区切りということで一つ。

今時点で、ざっと思いつくのは

  • 自分を習慣の動物にする
  • アウトプットファースト
  • 情報を取捨選択し見識を広める
  • 越境人材として足りない能力を強化する
  • 専門人材の武器たりうる専門性を高める

といったところでしょうか。

規則正しい生活を起点とした半分戦略的な自己投資とプロとしての貢献の両軸を見据えております。

個人的には今時点で割と手応えがあるのですが、これを継続した時、どれくらいいけるものでしょうか?楽しみです。

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明治神宮

エアコミケ2の裏方をお手伝いしていた

改めまして、今年もよろしくお願いします。

2020年暮れは例年恒例のコミケがないということで「やれやれようやく真っ当な年末年始を送れるぜ」と思っていたのですが、ひょんなことからお声がけをいただき、当日Twitterの運用をやることになりました。今年の年末はゆっくりできるね、という発言自体がフラグだったんですね、わかります。

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「マジかよふざけんな」との言葉とは裏腹に嬉々とした表情で、これはコミケスタッフあるあるかとは思っていますがマゾかな?という心持ちで業務にあたっておりました。

参考: EOF2019での話はこちらから

エアコミケ2の体制

平常時のコミケであればコミックマーケット準備会というボランティア組織が主体となって運営しているのですが、エアコミケの場合はちょっと特殊で準備会の中でも有志が集まって企画・運営しています。つまりコミケなんだけども、必ずしも通常のコミケと同じ組織体制というわけではなかったのですね。

前回5月のエアコミケ*1での振り返りや反省を踏まえ、オンライン開催を前提として推し進められたのが今回のエアコミケ2であると認識しています。

私としては普段のコミケで業務をご一緒している関係から、その中でWebやSNS運用セクションとして手伝ってもらえないかとお声がけいただいた経緯となります。お声がけいただいた達さんありがとうございました。

自分なぞは当日+αにひょろっとMTGや業務に顔出してるくらいのものですから、エアコミケ2生放送にも出演されていましたが、岡安さんはじめとした企画推進を担当された方々には感謝の気持ちしかありません。大変お疲れ様でございました。

Twitter運用の裏側

私自身はそんな温度感でジョインしていたものですから、手探りしながらTwitter発信しつつ、全員にとってやりやすい運用スタイルを模索し続ける2日間でした。

やることは生放送番組や公式Twitterで取り上げるツイートの発掘と、必要であれば公式Twitterでリツイートもしくは言及する、というシンプルなことなのですが実際やってみると結構考えなければならないことがあることに気づきます。そもそも個人個人だとアンテナは偏ってしまいますから、スタッフ全体のアンテナを借りてあらゆるテーマをウォッチできるようにするのがベターです。

またツイートが集まってきても、エアコミケ2のスタッフ組織として実施する以上は寄せられたツイートを(原則的には)ノーチェックで通すわけにもいきません。スタッフ内での合意、キーマンによる牽制が効く状態および公式Twitterとして取り上げて問題ないか・取り上げるジャンルが偏りすぎていないかを可能な範囲にはなりますが総合的に判断しないといけないのです。

もともと粗々のフローはありましたが細部に改善余地があるところも見られ私としては2日の中でTwitter運用をやりつつ、できそうな部分については業務フローや仕組みを作り上げていきました。

特に仕組みの部分はSlackやスプレッドシートが導入されていたので、私としては手を出しやすく幸いでした。

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スプレッドシートのイメージ

オンラインイベントあるあるだと思うのですが、スタッフ自身も知らないうちにイベントが終わってしまうことも懸念されました(みんな肉体は自宅ですからね、、、)。そのためまずは、メインのコミュニケーションツールであるSlackの盛り上がり感の演出に着手しました。

具体的には、とにかく(多少うるさいくらいにでも)botによる自動投稿を増やすことでした。その中で各スタッフが各人気になっているツイートを投稿しやすい下地づくりを意識しました。

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はじめにこんな投稿をしておいて……

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1時間おきにリマインドする作戦

投稿ツイートについて基本はスプレッドシートで管理されていたのですが、モバイルでの操作だとスプレッドシートへの記入は面倒くさいのではないか、という仮説を立てました。そこでより気軽にツイートを報告できるようSlackのワークフロー機能を試してみたり。

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Slackフォーム記入をhookにSlack通知&スプレッドシート反映

反対にそれだとスプレッドシートに直接記入されたものをSlack側から検知できないので、スプレッドシートに記入された際にSlackに投稿するようなGASを書きました。楽しかったです。

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Slack↔︎スプレッドシートの連携を実現

その対応の中でSlackのIncoming Webhook周りが変わるらしいという情報も得ましたが、時間的制約のため今回は試さず。

合議の部分は一定の裁量を持たせてもらいつつも、特別に審議が必要なものは相談・スタンプベースのコミュニケーションなど大きなトラブルはなく進行できたかな、と思います。

エアコミケ2当日は雑談用にZoom部屋が用意されていて、コミケを支えているキーマンの方々に相談しやすかったのも非常に助かりました。私自身ペーペーなため最初はTwitter発信におそるおそるだったのですが、多くの方に「まずはやってみよう」背中を後押しいただくことでなんとか行うことができました。ありがとうございました。

自宅でコミケ気分

流石にコミケはリアルで集まらないと難しいのではないか、と私自身思っていましたが、このようにして各所と相談・コミュニケーションしながら過ごす2日間は普段のコミケと遜色のない体験となりました。

次回以降、コミケ開催がどのようになるのか現段階では不透明な部分もありますが、エアコミケを通じて得られたノウハウを可能な限り本編にもフィードバックできれば素敵なのではないか、と思う今日このごろです。

ともあれ、関係各所のみなさま、そして何よりエアコミケを盛り上げてくださったすべてのみなさまに感謝の意を表したいと思います。ありがとうございました。

*1:こちらは私個人としては特に絡んでいないのですが、リアル開催中止発表からの準備期間もなかったのでバタバタだったと聞いています。

2020年の振り返り

あけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いします。

社会人になってから恒例と化しつつある、振り返りと抱負設定をしていきたいと思います。書き始めてみたら長くなってきたので、まずは2020年の振り返りのみ。

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2020年は年初に立てた個人目標以前に、未知の感染症流行に始まる社会の情勢変化、足元では在宅勤務や巣ごもりの常態化や大人数がいるところの敬遠など語り始めればキリがないほどの動きがあった年となりました。去年のいま時点ではまさかオリンピックが延期するとは考えていなかったからですね。

近年稀に見る「計画を立ててそれを遂行することに向いていない年」だったと思っているのですが、一応、見てみましょう。

現職でのbizdevを達成するために、サービスを少なくとも一個、対外的にリリースする

これはパッとしたことはできなかった部分かな、と思います。

一年思い起こすと仕事の上いろいろとありました。その中で所属部署の名前や自分の役割が変わることもあって、ざっくり整理するとbizdev -(部署名変更)-> creative -(自分の役割変更)-> bizdevという感じに変遷しております。

この点が面白いところなのですが、最初と最後でbizdevという名前は一緒でもやっている内容の性質は違っていたりします。

今の仕事の方が前職Reproでやっていたことや世間一般にbizdevと言われるものに近くその点は僥倖なのですが、一方「対外的にサービスを作る」ということからはちょっと離れてしまっているのも事実です。隙あれば、とも思いますが時間は有限なのですね。

そもそも、私自身がサービスのリリースにここまでこだわるのは、手を動かす感覚から離れていってしまうことへの危機感によるものなのだろうなと思っています。もしかしたら同様に過去コードを書いていて、今書く仕事をしていない方には共感いただけるかもしれませんが。

直近では、手を動かすのは課題解決の一つであり、仕事をする上では自分がとりうる最小の仕事で最大の成果を出すこと(自分が手を動かすのが必須ではない)だとも思い始めています。

ただ、この思想におけるアンチパターンは、普段全体を抽象化して捉えるクセがつきすぎるあまり、実際にやろうとしてみた時にかかる時間的なコストを過小評価しがちなところにあると思います。

現場に出自を持つ自分としては「実際にやっているやつが一番偉い」というリスペクトを忘れることなく仕事していければなぁ、と思うわけです。

もちろん、自分自身としても手を動かすことに向き合いつつ。

健康係数を取り戻すために、週に2回以上の運動を3ヶ月以上続ける

ここに対するアクションとして、かどうだったかは忘れたんですが、確か2月に近所のジムを契約したんです。まあ間もなくして緊急事態宣言に入っちゃってジムも休業しちゃったわけなんですが。

当時の世間の肌感として、何がなんでも自宅内で過ごす、みたいなのがあったかと記憶しています。実際には問題なかったのかもしれませんが、個人的にはまだ知見もないことだったので家の中で過ごしていました。

幸いにもリングフィットアドベンチャーが家にあったので、いくらかはそこで運動していましたが、まあなかなか良い形を見つけられなかったのも事実です。

とかとか、一番昨今の情勢の影響を受けた目標なのでは、と思うのですが、11月頃から始めた毎朝のルーティーンとしてジム通い、もしくは20分間の散歩を取り入れているので一応できてるといって良いのでは?

年末年始ということもあり、一時的に不健康になるとは思われますが、数ヶ月スパンでみると体重も減少トレンドです。

英語を習得するために、カンファレンスで英語での雑談を一回以上行う

結果的にオフラインでのカンファレンスはほぼなかったですね。それらしいものはpixiv Tech Fesが最後だった気がします。

こちらも11月頃から始めた習慣として毎日英語学習をしていますが、実際に話すとなるとまだ心細いです。2020年当初は雑談レベルの英語を想定していたのですが、2020年後半に入りビジネス英会話習得の需要が一気に高まってきました。

仕事での役割の変化にも少し関連するのですが、話せないと今後のキャリアに影響が出そう、という案件が出てきたんですね。

その折にkazuponさんが英会話したいという旨のツイートしているのを見かけ絡んでみたり、そこから話がはじまるような、もしかしたら自然消滅するのかもしれないようなこともあり。

コミュニティなのか、短期集中英会話レッスンなのか分かりませんが引き続き投資は続けていく分野にはなります。具体的なアクションにつながっている分、2020年は進歩があった年でした。

きのこるエフエムで一定の成果を出すためのアクションを3施策以上とる

3施策やったかどうか覚えていないですが、一番大きな活動として同人誌を書きました。

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エピソードのステータス管理にNotionを使い始めました。まだ2, 3エピソードでしか使っていないですが悪くなさそうです。

昨今の情勢を受けて、という点ではきのこるでは地味にリアルで集まってワイガヤすることを是としていた節があったので、これを基本リモート体制に移行しました。それまでのやり方が通用しない、ということで2020年前半はほとんどエピソードをpublishできていなかったのですが、後半には以前同様、月一回ペースでリリースができているかと思います。

あと、きのこる関連で言及しておきたいのは直近の広木さんゲスト回の広木さんによる書き起こしがバズっていましたね。ポッドキャストの方にも多少ではありますが、流入があるようです。ありがたい。

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元々、素朴な疑問をぶつける趣旨でのテーマ選定でしたが、結果として多くの方に読まれているということは(読んでいない人もいるんでしょうが)テーマの切り口としては悪くないのかな、という自信につながりました。

きのこるは私にとって、今のところ最もカロリーの高い(負荷の高い)趣味であることは間違いありません。

その分、自分のやりたいことを反映させつつ、一方関係者とも議論を交わしつつより良いものにしていければと考えております。

有利子負債(奨学金)を完済する

転職によって収入ベースが上がったクチでもあるため、長期の資産形成を考えた時に先に負債を返しておきたいと思い立ち設定した目標だったと記憶しています。

結論から書くと、確かに年収は上がったがそれ以上に天引きの金額が多く、諸々発生しうる費用と合わせて算盤を弾くと「あ、これは一年で返すのは無理だな」と年の途中で気づいたわけでありますw

その中でせめてもの抵抗(?)として、一番利率の高かった(それでもローンの中では超良心的ではある)高専専攻科時代を集中して完済するということを行いました。

おかげで今は毎月の奨学金返済額がちょっとだけ減っています。あと残っているローンは高専本科(自治体の無利子奨学金)、大学院第一種(無利子)、大学院第二種(有利子)の3つ。

高専本科の無利子奨学金は、無利子とはいえ家族以外に連帯保証人になっていただいていることもあり毎月少しずつ多く積み立てることで、今年の10月頃に一気に返せるようにデザインしました。

大学院に通うために日本学生支援機構から借りたものについては、第一種(無利子)第二種(有利子)どちらとも早めに返せれば良いなくらいのテンションで返済しています。

実際に利率は全然高くないことを考えると、将来を見据えた総合的なROIとしては、今躍起になって返済を頑張るよりは同じお金を自己投資に回した方が、仕事の幅が広がり実入りを大きくできるだろうと思い始めています。

継続を仕組み化する『ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣』

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全編で9時間超えの作品となるが二周聞いた。ここ数ヶ月は1.5倍速でAudibleを聴くこと自体を習慣化していて、通勤時や家事や運動をしているときなどのちょっとした楽しみとなっている。

Audibleアプリで計測されている再生時間を見ると、平均して毎日1時間は聞いているようなので、

9(h) * 2 / 3 * 1 (h/day) = 6 日

との計算から、一周聴き終わるのには一週間弱を要していることになる。記録したわけではないが、体感としてもそんなものかなという感じである。

ここでは聴き終わった作品に対して費やした時間を計算したが、同じ式を使えば未知の作品に関しても所要期間の見積もりを出すことができる。これは習慣のよいところである。

また隠れた示唆としては、所作の一つ一つは大したことでないにしても、プラスとなることを続けられれば、確実に積み上がっていくことである。

実際、私も聴いた作品にかかる時間一つ一つを特に意識していなかったのだがこの記事に着手してはじめて、なかなかに長い作品を二度も聴き終わったのだな、という実感が湧いてきた*1

この現象を本作では「Atomic Habits(最小習慣)」の積み上げとして紹介している。

これはまさしく継続は力なりといったところで、一方でそれは分かっていてもなかなか実行できない、ということも少なくないだろう。こうした「言うは易し行うは難し」な罠に対して、どう対処すべきかについてももちろん本作で言及されている。

目先の対応のみならず、「一度は習慣化したけど、いつしか目標自体に飽きてしまう」といった中長期的に直面するだろう状況にも言及されているのがありがたかった。

英語学習にしても運動にしても何度か習慣化したことはあるのだ。ただ、それが半年、一年と経っていくうちに自然にしなくなってしまうというのはもしかしたら皆さんにも経験があるかもしれない。

本作ではこうした習慣全般に関わる事象やその原因、そして取り組み方・ハックについて、体系立てつつも事例も交えて紹介されている。聴くたびに気づきのある一本である。

*1:もっとも、だからなんだという話でもあるw

ちょっと明るくなりたい時のための作品『あなたはあなたが使っている言葉でできている Unfu*k Yourself』

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まあ自己啓発系の内容ではあるのだが全編聞いても4時間程度なので、さっくりながら聴きして元気をもらうのにおすすめ。

邦題は明らかに原題(Unfu*k Yourself)からニュアンスを変えているが、全般的に物事の捉え方にフォーカスしているのもあり、あながち間違っていないように思う。

自己啓発系とは書いたが、本作では読者(リスナー)に無理にポジティブシンキングを促すものでもなく、むしろ等身大の自分自身を受け入れることを推奨している。

その上で、無意識に自虐してしまうことにつながる要素を排除し、言葉を意識的に使うことで現実そのものに影響を与える技術について言及している。

途中挟まる「私は勝つに決まっている」が連呼されるところなどは、字面をそのままとると洗脳かな?と感じられるが、それもわかった上で聞き流しているとなんだかだんだん愉快な気分になってくる。

大元は書籍として発行されたようだが、Audible版の中では文章を「読む→聴く」のように音声メディア向けに差し替えているように思う。

最近はAudibleを聴くことを習慣化している中で新しい作品を聴くだけでなくお気に入りを再演するということもしている。 この作品もそのエネルギーをチャージできそうだ、という期待を持てる点で、その再演リストに含まれていたりする。