渋谷アジャイル #0 キックオフを実施した #shibuyagile

ここ一年くらいの私のちょっとした野望だった、スタートアップにフォーカスしたアジャイルのコミュニティを立ち上げた。

shibuyagile.connpass.com

渋谷アジャイルというコミュニティ名は、現職が渋谷で馴染みがあるというのもあるが、私の中で連想された、スタートアップといえば渋谷という短絡的な発想からきている*1

そんな見切り発車ながらも初回イベントを7/11(木)に実施したのだが、キャンセルを除いて全ての方に来場いただくことができた。ありがたい。

コミュニティ立ち上げの想い

キックオフにあたって私自身のコミュニティに対する考えを言語化し、イベントの始めに表明する時間をいただいた。

私自身の考えとして、集まった面々でコミュニティを作り上げていきたいというものがあるが、POの帽子をかぶるからには明確にしておこうと考えたのだ。*2

スライドの中でコミュニティを始めるに至った経緯や課題意識(モヤモヤ感)についても整理しているが、私として一番伝えたいのは、コミュニティのミッションと4つの価値観の部分である。次にその内容を抜粋したい。

コミュニティのミッション

スタートアップという生き残りに必死な環境でアジャイルを試行錯誤する人同士が活発に意見交換し、実践に繋げることでスタートアップから日本を元気にする

4つの価値観

  1. オープンであること
    • 来る人を拒まないこと (フラっと来られる場所へ)
    • はじめましてこそ大切に
  2. 対話を大事にすること
    • 一方向より双方向
    • 対話が可能な規模を保つ / いたずらに拡大しない
  3. ありのままでいられる場所であること
    • それぞれのあり方を尊重すること
    • コミュニティがベース、思惑(採用、営業)は否定しないがその前提があってこそ
  4. 持続可能であること
    • 無理がない頻度での継続的な実施
    • 短期目線より中長期目線

もちろんこれらは今後、コミュニティの意見を踏まえながら見直し・更新されうるものであるが、少なくとも現時点ではオーガナイザーが大切にしたいと考えている想いである*3。継続しながら実験をしていきたい気持ちである。

OSTの様子

オープニングトークの後はOST(3トラック) × 3本を実施した。

OSTの様子

個人的に主催としてのOST実施は初めてだったため、進行に不慣れな部分も多くあったがベテランのオーガナイザー陣や参加者に非常に助けられた。ありがたい。

また、アジャイルコミュニティ目線でいうと、他のイベントも含めてはじめましての方が多かったのだが、だからこそなのか、濃密なスケジュールもだれずに進行していたように思う。

ちなみにOSTでは、以下のようなトピックが取り扱われた。個人的にお金やビジネス的なトピックの話が多かったのが印象的だった。

  • Biz側にアジャイルを広げるには?営業メンバーと言語を合わせたい
  • 開発チームが与える事業価値の伝え方は?
  • 目の前の開発に追われて改善に手が回らない / スプリントプランニングが難しい
  • 楽しいスクラムとウェルビーイング / みんなのスクラム自慢を聞きたい
  • 長期的な未来の話をどうやってやるか?
  • スプリントレビューでインクリメントが出ない
  • チームの学習
  • 価値と仕様
  • 儲ける話(お金の話)を社内でするには?

スタートアップの人に(も?)来て欲しい!

オーガナイザーや参加者のおかげもあり、渋谷アジャイルの初回キックオフは成功といっていいだろう。

撮影: おおひらさん(@oo4ra)

次回以降も月一の無理ないペースでやっていこうと考えているため、興味のある方はタイミングがあう時にぜひ遊びに来て欲しい。ちなみにイベントページはイベント期間中にこばせさん(@kobase555)がシュッと出してくれた。これがアジャイルな運営か……。

ともあれ今後もコミュニティとして無理なく、楽しくやっていけると良いなと個人的には考えている。

*1:とはいえ、コミュニティを届けたいスタートアップ界隈の人にとって、初見で分かりづらい気もしてきたのでどこかでリネームするかも

*2:といいながらも、過去にShinjuku.rbやIM@Study/アイマスハッカソンをオーガナイズしている時にも同様の意思表明をしていたことを思い出した(Shinjuku.rb / IM@Study)。余談だが、私自身はそれぞれのコミュニティの中心的な役割から引いている(実質的含む)。それでも、コミュニティが続いていっているのは良いことだなと感じる(Shinjuku.rb / IM@Study)。

*3:「オープンであること」はIM@Studyでも表明していた価値観で、もしかしたら私自身がこだわっているポイントの一つかもなと感じた