スクラムフェス新潟とRubyKaigiに参加してきた #scrumniigata #rubykaigi

スクラムフェス新潟(5/10-11)とRubyKaigi(5/15-17)でカンファレンスを行脚してから気付けば一ヶ月を過ぎていた。翌週にはスクラムフェス大阪も控えている。

「アウトプットまでが勉強会」といいながらいざ自分に立ち返ると何かと腰が重いのは、仕事の多忙さだけでなくアウトプットに慣れていないのもあるかもしれないなと感じる。

ともあれ、考えるだけでは何も産まないので、イベント終了後の勢いとかKaigiEffectとかとは別で今の自分自身がふりかえる意図で書いてみる。

スクラムフェス新潟

www.scrumfestniigata.org

以前書いたように私がアジャイルコミュニティに参加しはじめたのは昨年春ごろからなのだが、実は昨年のスクラムフェス新潟が初参加のアジャイル系のカンファレンスだった。

アジャイルコミュニティ自体は3月のアトラクタさん開催の通称リトリート*1以来二回目であり、知り合いも少なくオフィシャルパーティを除いてホテルで一人過ごしていたことを覚えている。*2*3

そこから一年経ち、また新潟の地に戻ってくることは自分にとって初めの一年とはまたテーマが違う、二年目が始まるような新鮮な気持ちだった。

昨年は右も左も分からなかったのが、おおひらさんに職場で開催したイベントに来てもらったり、ちょうどGWにテストの街「葛飾」のイベントに顔を出したりしたこともあり、こういったポストもできるようになった。*4

業務の関係でオープニングの時間は会社のMTGに出る必要があったり、体力的にもフルで参加が難しいところがあった*5りして参加できたセッションも多くなかったのだが、DanielのセッションいくおさんのOKRセッションpiroさんのワークショップに参加した。OKRセッションでは質問をすることもできた*6

懇親会では様々な人と交流することができた。これも一年前の自分とは大きく異なるなと感じた部分だった。

二日目の打ち上げで場所難民になりそうなチームにaikiさんがシュッとお店を手配してくれたり、二次会か三次会で合流したkeroさんに美味しいお寿司をご馳走になったことを覚えている。ありがとうございました&ごちそうさまでした。

あとは二次会か三次会でkyonさんに「それであなたはちゃんと勉強し続けているんですか?」(完全に私目線の意訳)と問われた気がして、ハッとして直近社内で一人視聴会を始めた。楽しいだけでなくこうした刺激もあるのがアジャイルコミュニティの好きなところだ。

RubyKaigi 2024

rubykaigi.org

長年にわたり地域Rubyコミュニティをオーガナイズしていたことからもわかる通り、Rubyコミュニティと私のつながりは長いものとなった。RubyKaigiは私のテック系カンファレンスの原点とも言えるもので2014年に当時所属していたグリーのスポンサーチケットを譲ってもらって初参加してからTakeOut(完全オンライン開催)を除けば、多分毎回参加している。

勉強会としても、職場・自宅から近いという理由でSendagaya.rbによく参加していたことを思い出す。

とはいえ今の職場や職責上、業務で触れる機会も少なくなってしまった*7ので、カンファレンス参加のモチベーションはコミュニティとの接点を持ち続けたい、コミュニティの仲間とミートアップしたい同窓会的意図が強いように思う。

ただ、あの場を過ごすとRubyをもっと知りたくなるし、コードを書きたくなる気持ちにさせてくれる。ここがRubyKaigiの不思議なところだ。

ブースを回る中で全然分からないなりにSTORESさんのQuizに挑戦してみたり、Findyさんの問題にうんうん唸ったり、初参加・初登壇(すごい)のめもりーさんのセッション聞いたりする中で、コード書きたい欲というかもっと仕組みを知りたい欲が湧いてくるのだ。

実際やっているのはセッションを除けば、参加者間で交流したり、ドリンクアップしたりしているだけなのに本当に不思議である。これがKaigiEffectか。

今回、開催場所が沖縄ということもあり、沖縄在住の同志(と私は思っている)の寄合さんとのディナーも実現した。寄合さん曰く、例年の沖縄であれば梅雨入りしているし、こんな天気に恵まれることは珍しい(なんならRubyKaigi前は天候悪い日が続いていた)とのことで、Rubyistの気持ちが引き寄せているに違いないという言説も信じたくなる。

会期後には同行した妻と観光にも巡れ、RubyKaigiも沖縄も十分楽しむことができた。

この場を提供してくれているオーガナイザーや登壇者はもちろん、裏で支えているスポンサーの方、交流いただいた皆様には感謝である。まさにRuby Is Nice, so We Are Niceである。

*1:ちなみに執筆時点で次回10月開催分の募集をしているので気になる方はチェックされたい。みなさんオープンでとても良い合宿です。

*2:体験として寂しい部分がゼロではなかったが、個人的に次のスクラムフェスでは公式以外の懇親会に行くという目標ができた点でプラスだった。そしてそれは昨年の大阪でCSPO研修同期のpiroさんと行動を共にすることで達成された。

*3:さらに補足すると、そんな知り合いの少ない中でもリトリートで一緒だったaki.mさんに気にかけてもらったのはありがたかったし今でも覚えている。その後、一年を通して各地のスクフェスに参加してみて、おがさわらさん(なぜか初対面なのに大阪でサシでビールを飲みに行った)やおーのAさん(三河で距離が近づいたと書いてもらえて嬉しかった)をはじめとした意識的にコミュニティの敷居を下げるための活動()をされている方がいることを知った。

*4:実は「葛飾」も昨年のFindyカンファレンスの際に前職の同僚と飲んだ際、ご一緒したyoyaさんに紹介いただいたことに端を発する。コミュニティを通じたご縁とは不思議なものだと感じる。

*5:さらにこの時には翌週にRubyKaigiも控えていたこともあり、フルスロットルで行くと体力がもたないという危機感もあった。

*6:余談だが今度出る本も気になる。

*7:趣味では半ば好んでRuby/Railsを書く/採用することが多いが。