対外MTGの時間密度を上げたい

仕事柄、社内外で他の方とお話しする機会も多く、場数を踏んだ甲斐もあり初めましてのミーティングもそつなく行なえるようになりました。

そんな毎日なのでリモート体制下においてもコミュニケーション不足に仕事に飽きる*1ということはないわけですが、さらに踏み込んでいけるような気もしています。

踏み込む、というのはより具体的にいうと単位時間あたりの効率性を高めたい、ないしはバックグラウンドの違う方々とより深く理解しあいたいということで、そのための仕組みを自分の中に持つにはどうすれば良いのかを思索しているのがここ最近の私です。

このことを自分なりに整理して、最近意識するようにしているのが「前提を揃える」ということ。この概念について、参照できる文献は数多あると思いますが、私は「1%の努力」から借用しています。

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他人と意思疎通する時に用いる言葉がそれぞれの抽象化の産物であるがために、抽象化の前提を確認しながら進めないとどこかズレている上滑りしたやりとりになってしまいがちです。

特に職能だったり職歴だったりが異なるバックグラウンドを持ったメンバー間の場合は、ベースとなる知識や感覚を確認しながら進めないとせっかくの同期的な時間が無駄になってしまうことも少なくありません。

とはいえ育ってきた環境が違うのだから全部が全部、基礎を一致させるのは無理なわけで、可能な限り土台を構築しながらコミュニケーションを進めることに努めています。なんかややこしくなってきたぞ。

つまるところ、どういうケースで視座を上げて、どんな話題を取り上げる時に現場での経験を押し出していくのかということを常に考えながら対話する。

やってみると痛いほど実感するのですが、この視点の上げ下げ、ないしは具体と抽象の行き来は、いざやろうとして一発で上手くやれるものでもない。言い得て妙な表現が出てこないし、何を言っているのか自分でも分からなくなってパニックを起こすこともある。

この問題は自分自身が思考法に慣れていないからだと考え、だからアウトプットを意識してでも積極的に行うことで少なくとも自分が強みとする(したい)領域について言語化・体系化して自由に視点を切り替えられないか、と試しているのが最近です。

あわよくば、その過程で自分が今まで見えていなかった観点にも気づいていければ良いな、と思います。

*1:振り返ってみると、もくもく系の仕事が多かった時期はメンタルにくるというか、「とにかく誰かと話したい」という欲求が強かったように思います。