https://www.amazon.co.jp/dp/B01MU055XH
インテルの一時代を担ったアンドリュー・S・グローブ氏による著作。内容とは全然関係ないのですが、読み始めから読み終わりまで相当時間がかかった一冊です。
もちろん背景には、和訳との相性がよくなかったとか、日々のルーチンの中に上手く読書を取り入れられなかったとかあるんでしょうが、一番には取り上げているテーマが経営という、自分の経験と遠いところだった、というのがあるのではないでしょうか。
私にとってはそれくらいには難解なジャンルだったのですが、ただ書かれている内容は至極真っ当というか、納得感のあるものでした(難解とか言っておきながら)。
自分の経験では数人〜1000人程度のまあ大企業というには程遠い*1規模の会社しか見られていないのですが、それでも部署を機能単位で分割するのか職能単位で分割するのか、結果がまだ出ていない際の評価をどうするのか、厳しい評価をどう伝えるのか、のような話はあったなぁと記憶に照らし合わせながら読み進めていました。
開発者であってもEMやPjMのような職種には十分に活かせそうな示唆に富んでいると思います。
今回は読書進捗がよくないこともあり*2気合いで一周したのですが、肌感では本書にはまたいつか仕事で壁にあたった時に拠り所として戻ってきそうな気がしています。